こんにちは、ゆるカピ(@yurucapi_san)です。
あなたはこんなことに悩んでいませんか。
構造力学の計算がどうも苦手だ...。
構造力学の計算って、言葉の響きが難しそうだし実際、暗記でどうにもならないから難しく感じてしまいますよね。
私の周りでも、構造力学が苦手だからなんとかしたい、という相談をよく受けます。
でも、構造力学ってそんなに難しくないんですよ。建築士試験に合格するレベルならハードルは低いです。
私のプロフィールはこんな感じ。
本記事はこんな人向けの記事です。
- 構造力学の苦手意識を克服したい
- 建築士試験勉強のハードルを少しでも下げたい
私自身、学生時代は構造力学が苦手でした(大学の講義で60点ギリギリで単位をもらえたレベル)。
そんな私が構造力学の苦手意識を克服するために必要なこと3つをご紹介します。
それぞれ順番に説明していきます。
力学を体感する
質問ですが、運動は得意ですか?
もし得意なら、サッカーのリフティングやボルダリングに挑戦してみるのがおすすめです。楽しみながら力の流れ方や支え方を体感できますよ。
いや、運動はちょっと...
という人も大丈夫。今は構造力学に関するアプリがいくつかあります。
おすすめなのが、日本建築学会が出している「ViewMoment」というiOSアプリです。
タッチ操作で梁の変形やモーメント、せん断力の関係、端部の固定条件による違いが直感的にわかるようになっています。
振動のイメージを知りたかったら、「ShakeBuilding」というiOSアプリもおすすめ。こちらも日本建築学会が出しているアプリで非常にわかりやすいです。
今のところ、iOSにしか対応していませんが、Androidでも似たアプリはあります。「構造力学」で調べてみて気に入ったものを使ってみてはいかがでしょうか。
環境を変える
そうは言っても、勉強しても力学が苦手なままなんだよね、と思っていませんか。
それは、単に学生時代に指導していた講師の教え方がいまいちだった場合や、昔あまりいい成績が採れなかった、という印象だけで判断していませんか。
でも、それって過去の話ですよね。
昔苦手だったから今もそうだ、というのは単なる思い込みに過ぎません。
大事なのは、勉強する環境を変えることです。
あなたの周りに構造の得意な友人はいませんか? よく一緒に仕事をしていて馴染みのある構造設計者でもいいかもしれません。
最近は、TwitterやYouTubeなどでも構造力学についてわかりやすく教えてくれる人がいます。
当ブログでも、無料で構造力学に関する記事(構造力学の基礎)をいくつか挙げています。質問したいことがあれば、ブログのコメント欄やTwitter(@yurucapi_san)でもお応えしています。
画像付きでピンポイントにこの問題がわからないというなら、Twitterのほうがいいかも...。
使えるものはとことん使っちゃいましょう!
量をこなす
ここまで比較的ハードルが低いものをご紹介しましたが、やはり量をこなさないと身につきませんし、苦手意識は克服できません。
というのも、「力学を体感する」「環境を変える」はあなたの習熟度を保証してくれないからです。
結局問題量をこなさないといけないのか...。
と、残念に思うかもしれません。
考えてみてください。
例えば、ダイエットして痩せたいと思ったとして、簡単に痩せる方法なんてありませんよね(そういう詐欺のような宣伝広告はたくさんありますが)。
結局は食事療法と運動するしかないのが現実です。
でも、そこに至るまでのプロセスは変えられます。
- 仲間と一緒にトレーニングする
- 専属のコーチをつける
これだけで、ひとりでやるより断然ハードルは下がります。
つまり、「力学を体感する」→「環境を変える」→「量をこなす」の順にやれば、そこまで難しくないのです。
苦手意識を持っているほとんどの人は量をこなすことしか頭にないせいで、その前に必要なことを実践できていません。
必要な3つのことを意識して習慣化すれば、気づけば苦手意識が克服できた状態になれます。
おまけ:構造系の研究室に身を置く
おまけとして、私自身が実践した極端な例として、構造系の研究室に配属されるというやり方をご紹介します。これは研究室に配属される前の建築学生限定の方法です。
このやり方だと、半強制的に「力学を体感する」「環境を変える」「量をこなす」の3つすべてが実践できます。
- 力学を体感する→構造実験から力学の仕組みがわかる
- 環境を変える→周りの人は基本的に構造が得意な人しかいない
- 量をこなす→構造力学を質問しに来る後輩の指導をしないといけない
ただし、このやり方は研究室ガチャ要素が大きく、自分にとって難しい研究をしているところに配属されるとついていけなくなるので、あまりおすすめはできません。
検討しているなら、ある程度教育を重視している研究室を選ぶようにしてください。放置プレーは地獄をみます。
自分が配属された研究室はゆるめな感じだったから、いろいろ勉強になりました。
まとめ
構造力学の苦手意識を克服するために必要なことを3つお伝えしました。
問題を解いて試験に合格できる力を身につけるのはあなた自身です。でも、問題を解くまでのハードルはいくらか下げられます。
ぜひ実践してみてください。
ハードルを下げるきっかけとして、当ブログでは「構造力学の基礎」をまとめているのでよかったらご利用ください。
繰り返し学習して建築士試験合格を目指しましょう!
それでは、また。
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